０２．最初のクリニック

で、雑誌なんかでよく見る「美容外科」は、やまの場合は選択肢に入っていませんでした。というのも、医療関係に詳しい知り合いから美容外科の裏事情をよく教えてもらっていました。まじめな医院もあるのでしょうが、不必要な手術をオプションでつけたり、法外な値段をふっかけたり請求したり、そんな悪い病院も。もちろん、執刀数が多く技術的に安定しているのは美容整形外科でしょうし、良心的な美容整形もあるはずです。しかし、そこを探すのが大変。みなさんも美容整形外科を選ぶのなら、口コミなど、実績を良く調べましょうね。

さて、やまの場合は、そういうわけで一般病院で手術を受けたいな…と、まず思いました。

次に、包茎手術は多くの場合、いわゆる国民健康保険のような公的医療保険はききません。保険診療にならないのです。したがって高額。美容外科の場合はほとんどそうでしょう。しかし、一般病院で、しかも、自分のように真性包茎であろう場合には…と思い始めていたときにインターネットで「日本包茎研究所（http://wantetsu.web.fc2.com/nhk/）」というサイトをみつけました。そして、その詳しい説明を読むと、それが場合によって可能であるとわかりました。

で、ある日、勇気をふりしぼって実際に近所の泌尿器科を訪ねてみました。一応、バックグラウンドのしっかりしたお医者さんの個人病院です。

受付の若い女性看護士に「今日はどうなさいました？」って聞かれて「はい、包茎を見てもらおうと思って…」ってのはやっぱり恥ずかしいですねぇ。でも、我慢して言いました。看護士さん、事務的な表情で対応してくれたからホットしましたが。

ところが、診察室に入ってみると、そのお医者さん、態度があからさまに「包茎なんかで来るんじゃないよ」ってな雰囲気がミエミエ。とにかく「つっけんどん」。案の定、ペニスを強く根本の方に引っぱって、「これは仮性。手術の要なし」の一言で片づけられちゃいました。強く皮を引っぱって少しでも亀頭が見えたら「仮性」なんだそうです。確かに、痛い思いして引っぱれば少しは尿道口が顔を出すでしょう。でも、それで「仮性」はちょっと納得がいきませんねぇ。だって、ホントに痛い想いをしてもほんの先っぽがちょっとだけ見えるくらいなんですよ。

「手術しろって言われたらね、するけど、保険はきかないよ。仮性だもん。値段は１０万ほどみといて」って不機嫌に言われてしまい、すぐにひきあげました。こんな先生には面倒をみてもらいたくない！

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